グループウェアとネットワークサービス
ワークショップ 2019
Groupware & Network service Workshop 2019
■ お知らせ
- Webページを公開しました (2019.8.2)
- 参加登録を開始しました (2019.10.17)
目次
1. はじめに
インターネット,モバイル,センサネットワークなど情報交換・流通のためのインフラが整い,入出力技術や現実と仮想をシームレスに結ぶ技術の進展によって,ユビキタス社会が身近なものとなってきました.このような社会で私たちが快適で便利な生活をしていくためには,人と情報とのつながり,ネットワークを通した人と人とのつながり,ネットワークにより形成される集団と個とのつながりなど,従来の枠組みを超えたこれらの新たなつながりに関する研究が必要不可欠です.
これらを問題意識とした研究交流・意見交換の場として本ワークショップは始まり,今回第16回目となります.論文発表に加えて通常研究会の発表形式には収まりにくい構想や提案,検討段階の研究などの発表・議論の場ともなっており,毎年,温泉付き泊り込み形式による和やかかつ忌憚のない議論に花が咲いています.
研究発表以外にも,例年ナイトセッション・ビブリオバトル等の特別なセッションを設けており,楽しい雰囲気の中,研究や夢について熱く語り合えます.今回も,昨年に引き続き,学生の皆様が,参加した国際会議での経験や,興味深い研究について紹介する国際会議報告セッションを企画しています.その他の場所,例えば,湯の中,食事の最中でも,きっと有意義な時間を過ごすことができるでしょう.また,ベストペーパ賞とベストプレゼンテーション賞を設け,ポジションペーパー・国際会議報告への授賞も予定しています.情報処理学会非会員の方でも,グループウェアとネットワークサービス研究会の登録会員でない方でも,自由に参加可能です.
皆様の多様な考えを,この場を利用して議論したいと考えていますので,是非ご投稿ください.
2. 対象分野キーワード
- 協調基盤技術:情報共有,同期/非同期コミュニケーション,組織知/集合知と
ナレッジマネジメント,共有仮想環境(サイバースペース,拡張現実,
複合現実),グループウェアインタフェース,協調エージェント,エスノメソドロジー
- グループウェア応用:協調作業/学習支援,発想/思考支援,モバイル/
ユビキタスシステム
- ネットワークサービス/コミュニティ:ソーシャルネットワーク,ソーシャル
インタラクション,コミュニティ支援,社会/行政サービス,遠隔教育サービス,
セマンティックウェブ,クラウドソーシング,ゲーミフィケーション
これらのキーワードに限らず広い分野での論文を募集します
3. 募集カテゴリ
- 査読付論文(原則として6~8頁程度):査読により採録/査読付論文セッションにて発表.
- 一般論文(原則として6~8頁程度):通常研究会と同様の発表申込により受付/一般論文セッションにて発表.
- ポジションペーパー(最大2頁で書式自由):発表申込により受付(新しいアイディア,問題提起,検討段階の研究など議論したい内容を記載)/ワークショップセッションにて発表.
- 国際会議報告(2~4ページ程度):発表申込により受付(参加した国際会議に関する報告,採録通知後執筆)/国際会議報告セッションにて発表.
4. 日程
- 申込,論文受付開始:
2019年 8月2日(金)(締め切りました)
- 査読付論文,国際会議報告申込締切:
2019年 9月13日(金)(締め切りました)
- 国際会議報告採否通知:
2019年 9月20日(金)(締め切りました)
- 査読付き論文採否通知:
2019年 9月27日(金) 2019年 10月4日(金)(変更しました)(締め切りました)
- 一般論文,ポジションペーパー申込締切:
2019年10月4日(金)(締め切りました)
- カメラレディ原稿(全てのカテゴリ)締切:
2019年10月11日(金)(締め切りました)
5. 発表申し込み方法・原稿送付先
発表申し込み・原稿送付先
メールアドレス:gnws2019 at siggn.sakura.ne.jp (atを@に置き換えてください)
発表申し込み方法(査読付論文,一般論文,ポジションペーパー)
発表申込みはe-mail による投稿のみとします.Word 形式,
もしくはPDF形式で作成したファイルを添付し,以下をメール本文に記載して下さい.
一般論文とポジションペーパーに関しては,原稿はカメラレディ原稿締切までにご提出下さい.
- 発表題目
- 発表概要(50字程度)
- 著者名(連名の場合は全員の氏名と所属,登壇者に〇)
- 連絡先(代表者1名の住所,氏名,所属,e-mail)
- 論文の種類(査読付論文,一般論文,ポジションペーパー)
- 論文推薦の希望(あり or なし)
- GN研究会のメーリングリストの登録希望(あり or なし)
発表申し込み方法(国際会議報告)
対象会議と発表者の条件は以下の通りです.
- 対象会議
2019年9月末までに開催された,GN研究会の領域と関連する国際会議
- 発表者
国内の大学/高専に在学中の大学院生/学部生/高専生,かつ,対象会議に参加(発表/聴講)した者
発表希望者は,以下を記載したメールを送付してください.
- 会議名称
- 発表者名
- 連絡先(住所,氏名,所属,e-mail)
- GN研究会のメーリングリストの登録希望(あり or なしor 登録済み)
原稿は,採否通知後,案内に従って執筆してください.申込件数によっては,参加した国際会議をもとに採否を決定します.また,同じ国際会議に複数の申込があった場合は,共同での原稿執筆と発表を依頼することがあります.
原稿フォーマット
Word形式もしくはPDF形式で作成し,ファイルをメールに添付すること.
各テンプレートは,情報処理学会の
「研究報告原稿作成について」 からダウンロードできます.
ヘッダに「情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report」が明記されるものをご利用ください.発表した論文は全て情報処理学会の電子図書館(情報学広場)に登録されます.
■ LaTeXスタイルファイルを利用して原稿を作成する場合
\documentclass
のオプションに techrep
を指定してください.
例: \documentclass[techrep]{ipsjpapers}
- 著者紹介,受付日付,採録日付は必要ありません.
\begin{biography}
から \end{biography}
までを削除
(あるいはコメントアウト)することで,著者紹介,受付日付,採録日付が表示されなく
なります.
- ページ番号は必要ありません.
\maketitle
コマンドの次の行に以下の2行
を追加してください.
\pagestyle{empty}
\thispagestyle{empty}
■ MS-Word で論文を作成する場合
sig-ms2012
をご使用ください.
- ページ番号は必要ありません.
6. 参加登録
こちらのページ からお申し込みください.
2019年11月2日(土)以降は、5,000円増しとなります.
参加費は宿泊費,食費込みの金額です.
参加費に関しては,確認メール(申込後に事務局より送付)に記載の銀行口座にお振込みをお願いします.
参加区分 |
事前登録料金
(2019/11/1(金)まで) |
登録料金
(2019/11/2(土)以降) |
GN研究会登録会員 |
24,000円 |
29,000円 |
情報処理学会正会員・非会員 |
28,000円 |
33,000円 |
情報処理学会学生会員 |
16,000円 |
21,000円 |
7. プログラム
◆ 発表時間
- 査読付き論文・一般論文 : 25分(目安:発表15分+質疑10分)
- ポジションペーパー・国際会議報告 : 15分(目安:発表10分+質疑5分)
◆ 11月14日(木)<1日目>
開会 13:00-13:05
セッション1 センシング・アウェアネス 13:05-14:20(座長:斉藤典明(東京通信大学))
- 褒め方の上手さの推定における頭部・顔部の効果(査読付き論文)
〇大西俊輝,柴田万里那,山内愛里沙,呉健朗(日本大学),石井亮(NTT),富田準二(NTT),宮田章裕(日本大学)
- 遠隔地に住む家族の足音を伝達するための拡張が容易な足音伝達システムの提案(一般論文)
〇越後宏紀, 小林稔(明治大学)
- 表示画面制御による遠隔地における会話支援手法(一般論文)
〇明松悠太,吉野孝(和歌山大学)
セッション2 コミュニケーション支援 14:30-16:10(座長:宮田章裕(日本大学))
- SNS利用時に感じるストレスを軽減する非言語呼びかけ方法の検討とデザイン(一般論文)
〇髙橋康汰, 小林稔(明治大学)
- ボタンによる会議円滑化支援システムの検討(一般論文)
〇阿部花南,越後宏紀,小林稔(明治大学)
- プライバシーを考慮した常時遠隔会話のための映像提示手法の提案(一般論文)
〇河島健司,吉野孝(和歌山大学)
- プレゼンテーション支援を目的とした聴衆のうなずき誘発手法の検討(一般論文)
〇伊藤壮哉, 山田篤志, 菅野真功, 小林稔(明治大学)
セッション3 教育・ヘルスケア 16:20-17:40(座長:岡嶋成司(富士通研究所))
- クイズと漫画を用いた防災知識提供システムにおける観光地の魅力情報および防災知識提供の効果(一般論文)
〇志垣沙灯子,吉野孝,永井隼人,佐野楓,ブレント・リッチー(和歌山大学)
- メディア講義の受容性向上に対する一考察(一般論文)
〇斉藤典明(東京通信大学)
- EdTech5.0に向けて(ポジションペーパー)
〇井上智雄(筑波大学)
- 地域包括ケアにおける多職種間情報共有のためのトラスト機構の研究開発(ポジションペーパー)
〇金井秀明(北陸先端科学技術大学院大学)
セッション4 国際会議報告セッション 17:50-18:35(座長:江木啓訓(電気通信大学))
- CSCW2018参加報告と参加のすすめ(国際会議報告)
〇佐々木孝輔(筑波大学)
- CollabTech2019の参加報告(国際会議報告)
〇越後宏紀(明治大学)
- INTERACT2019の参加報告(国際会議報告)
〇古市冴佳,中村聡史(明治大学)
夕食 19:30頃~
懇親会・ナイトセッション「グループウェアとネットワークサービスのこれまでとこれから」
◆ 11月15日(金)2日目
朝食
セッション5 認知・行動促進 9:00-10:40(座長:塩澤秀和(玉川大学))
- 発話思考を促進するインタラクティブキャラクタの提案(一般論文)
〇飯田拓人,小林稔(明治大学)
- ペンライト型デバイスを用いた音楽イベントの応援行動誘導のための視覚刺激の検討(一般論文)
〇武井秀憲,菅野真功,越後宏紀,小林稔(明治大学)
- マイクロブログにおける「惹き付ける興味」の推測によるセレンディピティなユーザの推薦(一般論文)
〇徐哲林,周娟,高田秀志(立命館大学)
- 生体情報から推定した記録者の感情をライフログ写真に付加する手法の検討(一般論文)
〇築舘多藍,小林稔(明治大学)
セッション6 VR・AR 10:50-11:45(座長:篠原昌子(富士通研究所))
- 生活空間における危険予測支援システムの基礎検討(一般論文)
〇立花巧樹,大西俊輝,鈴木颯馬,富永詩音,呉健朗,宮田章裕(日本大学)
- 自由形状なスクリーンを持つフリーフォーム3Dディスプレイに関する検討(ポジションペーパー)
〇東孝文,金井秀明(北陸先端科学技術大学院大学)
- VR環境内におけるVRアプリケーション開発支援の検討(ポジションペーパー)
〇塩澤秀和,渡邉海,丸茂椋一(玉川大学)
昼食・昼休み 11:45 - 13:00
セッション7 作業支援 13:00-14:15(座長:吉野孝(和歌山大学))
- 知的生産性と心拍数との関係の分析(査読付き論文)
〇堀田竜士,小村晃雅,千葉祥子(富士ゼロックス)
- 音声グループアシスタントを用いた対面協調Web検索環境の構築と評価(一般論文)
〇山本卓嗣,高田秀志(立命館大学)
- finDrawers:収納物を検索可能な引き出しの検証(査読付き論文)
〇鈴木颯馬,尹泰明,立花巧樹,大和佑輝,呉健朗,富永詩音,宮田章裕(日本大学)
表彰/閉会 14:30終了
過去の開催
- 2018年 美ケ原温泉 ホテル翔峰(長野県松本市)
- 2017年 かみのやま温泉 仙渓園 月岡ホテル(山形県上山市)
- 2016年 草津温泉 ホテル&スパリゾート 中沢ヴィレッジ(群馬県吾妻郡草津町)
- 2015年 ホテルニュー塩原(栃木県那須塩原市)
- 2014年 ニューウェルシティ湯河原 (静岡県熱海市)
- 2013年 石和温泉 華やぎの章 慶山 (山梨県笛吹市石和町)
- 2012年 東京農工大学 小金井キャンパス(東京都小金井市)
- 2011年 南知多温泉郷 海栄館鯱亭(愛知県知多郡南知多町山海海岸)
- 2010年 ナスパニューオータニ (新潟県南魚沼郡湯沢町)
- 2009年 軽井沢倶楽部 ホテル軽井沢1130(群馬県吾妻郡嬬恋村)
- 2008年 千葉県勝浦市 勝浦ホテル三日月
- 2007年 群馬県安中市 ホテル磯部ガーデン
- 2006年 静岡県伊東市 ホテル暖香園
- 2005年 群馬県水上市 水上館
- 2004年 栃木県日光市 鬼怒川グランドホテル
■ ワークショップ実行委員会
実行委員長
斉藤 典明(東京通信大)
実行委員
板井 志郎(筑波学院大),岡嶋 成司(富士通研),岡本 昌之(トヨタ自動車),小杉 晋央(日本IBM),篠原 昌子(富士通研),松本 早野香(大妻女子大)