日時:2022年11月24日(木)〜2022年11月25日(金)
場所:つくば国際会議場(茨城県つくば市)(ハイブリッド開催)
グループウェアとネットワークサービス研究会は今年30周年の節目を迎えることができました.グループウェア研究グループとして発足した1992年には,ウェブブラウザNCSA Mosaicはまだなく,世の中ではパソコン通信が人気を博していました.ワークステーションと呼ばれた高性能パソコンをネットワークで常時相互接続することができ,これで企業などにおける組織的な作業が劇的に効率化できると期待され,グループウェアという言葉と共に研究開発が活発化しつつありました.
以来,LANだけでなく,インターネット,モバイル,センサネットワークなど情報交換・流通のインフラが発展し,現実と仮想をシームレスに結ぶ入出力技術,大規模データ処理やディープラーニング等の情報処理技術の進展等とも相まって,人々の暮らす社会はまさにネットワーク社会と呼べるものになっています.
しかし,ソーシャルネットワーク等の影響も無視できない,社会的分断や社会的格差の問題は,以前にも増して大きくなり,またプライバシー保護等に関する意識も高まっています.現在のネットワーク社会は発展途上であるといえるでしょう.
私たちが安心して快適な生活を営むことのできる社会を築くためには,ネットワークを通した人と人とのつながりや,協働の方法など,コラボレーションに関する研究や,人の営みを支える幅広いネットワークサービスの研究がこれまで以上に必要でしょう.
グループウェアとネットワークサービス研究会30周年記念シンポジウムは,本領域の歴史や現在までの歩みを確認すると共に,その将来について展望する機会といたします.
また,記念シンポジウムと同時に開催するワークショップは,本領域における問題意識も含めた研究交流・意見交換の場として,2004年より毎年開催しているものです.論文発表に加えて通常研究会の発表形式には収まりにくい構想や提案,検討段階の研究などの発表・議論の場ともなっている点が特徴です.ワークショップでは,広く発表を募集いたします.
皆様の多様な考えを,この場を利用して議論したいと考えていますので,是非ご発表,ご参加くださいますよう,よろしくお願い申し上げます.
こちらのページからお申し込みください.
参加登録により,30周年記念シンポジウムとワークショップの両方にご参加いただけます(一方のみへの参加登録は受け付けておりません).
参加費は,11/28(月)以降に,情報処理学会マイページからの請求となります.
そのため参加にあたり,情報処理学会マイページの開設が必要となります.
会場規模の都合等により参加登録をオンライン参加のみとさせていただく可能性がございます.
お願い:具合の悪い方および過去14日以内に発熱等の症状があった方は現地参加をご遠慮ください.
研究会に新規登録していただくと,30周年記念シンポジウムとワークショップの参加費が無料になるキャンペーンを実施中です.お得なこの機会にぜひ研究会にご登録ください!
特別講演・招待講演につきましてはこちらのページか,各講演者のリンク先をご覧ください.
10:30~10:35
開会
10:35~11:55
ワークショップ セッション1:認識・推定
座長:由井薗 隆也
(北陸先端科学技術大学院大)
推薦動画の偏向現象の認識を目的とする動画ジャンル推定手法の提案
在籍人数を考慮したフィンガープリントによる屋内位置測位
フロントカメラで撮影した天井画像による教室内での携帯端末グループ化手法
蔵書点検における背表紙文字認識手法
11:55~13:00
休憩
13:00~13:05
30周年記念シンポジウム開会挨拶
13:05~14:05
特別講演
私たちに未来は見えていたか -GN研30周年に寄せて-
14:05~15:00
招待講演1
アーティストから見た共創の条件
15:00~15:15
休憩
15:15~16:10
招待講演2
コロナ禍に3か月でローンチした、リモートワーク時のコミュニケーション課題を解決する「NeWork(ニュワーク)」開発の舞台裏
16:10~17:05
招待講演3
6000名以上の高校生に行われたVR教育の実践と課題
17:05~18:00
招待講演4
Beyond テレワーク
18:00~18:15
休憩
18:15~19:15
パネルディスカッション
GN研の過去・未来
19:15~19:20
30周年記念シンポジウム閉会挨拶
10:00~10:05
開会
10:05~11:45
ワークショップ セッション2:査読付き論文
座長:江木 啓訓
(電気通信大)
合理的配慮を必要とする学生の自己開示に係わる意識変容 -就職受け入れ要素の調査結果を活用して-
対面・遠隔対話からの称賛行為検出の基礎検討
チャットボタンシステム「ChaChatButton」の長期的利用とその効果
流言の訂正はCOVID-19ワクチン接種に影響を与えるか?~Twitterを対象とした“ワクチン”に関する訂正流言の特徴分析~
11:45~13:00
休憩
13:00~13:20
ワークショップ 協賛企業セッション
協賛企業:1件
13:20~13:50
ワークショップ セッション3:ポジションペーパー
座長:森 幹彦
(法政大)
授業用の質問システムは匿名ではダメなのか?
マルチモーダル情報に基づく聞き手のバックチャネルの種類推定の基礎検討
13:50~15:10
ワークショップ セッション4:非言語情報の支援と利用
座長:東 孝文
(東京電機大)
過去を想起させる足跡インターフェースの検討
ビデオ会議への意図的な単純動作導入の基礎検討
ワイプに映る人物の非言語的表出性がプレゼンテーション視聴に与える影響
矢印による人と移動ロボットのすれ違い円滑化の再考と実験計画
15:10~15:25
休憩
15:25~16:45
ワークショップ セッション5:オンラインコミュニケーション
座長:宮田 章裕
(日本大)
オンライン大学における学生間交流の課題について
遠隔チーム開発下の作業者の状態共有によるコミュニケーション支援
協調検索方法の形式知化に向けたWebページの共同アノテーションシステムの開発
分散台帳技術Ethereumを用いた監視や検閲に強い信頼できるメールの実装
16:45~18:05
ワークショップ セッション6:対面コミュニケーション
座長:岨野 太一
(慶應義塾大)
学習ゲームの会話における協同学習に着目した学習プロセスの事例分析-SECIモデルに基づいて-
自動運転車試乗体験における危険事象発生時の状況説明支援に関する研究
対面コミュニケーションの機会創出を目的としたSlackアプリの実装
寄付行動を促進する非自然言語エージェントの基礎検討
18:05~18:30
表彰/閉会
発表申込はe-mailによる投稿のみとします.
発表申込および原稿送付先:【 gnws2022 at siggn.sakura.ne.jp 】(atを@に置き換えてください)
Word 形式,もしくはPDF形式で作成したファイルを添付し,以下をメール本文に記載してください.
原稿フォーマットは http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/genko.html
より入手し,ヘッダに「情報処理学会研究報告
IPSJ
SIG Technical Report」が明記されるものをご利用ください.
発表した論文は全て情報処理学会の電子図書館(情報学広場)に登録されます.
LaTeXスタイルファイルの利用方法
tech-jsample.tex
をご使用ください.\begin{jkeyword}
,\begin{eabstract}
,\begin{ekeyword}
から始まる環境のコメントアウトを解除してください.
ipsjtech.sty
の150行目にある \thepage
コマンドを削除(\thepage
という文字列だけ消去してください)
ipsj.cls
の2054行目にある 1959
を 2022
に書き換え
MS-Word で論文を作成する場合
sig-ms2012
をご使用ください.対象会議と発表者の条件は以下の通りです.
発表希望者は,以下を記載したメールを送付してください.
原稿は,採否通知後,案内に従って執筆してください.申込件数によっては,参加した国際会議をもとに採否を決定します.また,同じ国際会議に複数の申込があった場合は,共同での原稿執筆と発表を依頼することがあります.
井上 智雄(筑波大)
塩澤 秀和(玉川大),松本 早野香(大妻女子大),佐々木 孝輔(中央大),小牧 大治郎(富士通研),岨野 太一(慶應義塾大),呉 健朗(ソフトバンク株式会社),川口 一画(筑波大),市川 裕介(NTT),斉藤 典明(東京通信大),由井薗 隆也(北陸先端科学技術大学院大)
【 gnws2022 at siggn.sakura.ne.jp 】(atを@に置き換えてください)までご連絡ください.